世間の評価と自分の思い出の乖離【SFC版 イースⅢ ワンダラーズフロムイース】
自分の力でゲームが買えなかったあの頃。
買ってもらったゲームがクソゲーだとしても、親には言えず
黙々とプレイしていく中で好きになったりする事もある。
厳密にはクソゲーだとは子供心にも思っていなかった。
ただひたすらに難しいのだ。
レベル上げを適切にやらないと、雑魚にも平気でやられるし、
中盤、終盤以降はレベルの上限MAXになっているにも関わらず
毎度イイ勝負を雑魚と行わなければならない。
ボスに至っては毎回死闘を繰り広げる事となる。
ボスの動きのパターンを読んで、スキを見極め攻撃。
アクションゲームでは当たり前ではあるが、
イースⅢはギリッギリまで近づいて剣を振らないと、当たらないし、ボスの隙も短い。
ゲームが得意な兄貴の隣に座って、毎回終盤まで進められる兄を尊敬しつつ
眺めるのが好きだった。
(無敵コマンドを入れてるからラスボスでも余裕で倒せる訳だが、
そのウラワザがまた難しいんだコレが)
イースⅢは色々な機種で販売されており、全般的に評価が悪い訳ではない。
SFC版も全部がクソだと言われてる訳では無い。
じゃあ何がそんなに叩かれているかというと、「BGM」なのだ。
「パペパプー」などと揶揄されて、劣化移植の烙印を押されている。
でも、あの少年時代思い出の残っているイースⅢは紛れもなくSFC版だし、
音楽だって未だにSFC版がしっくりきてカッコいいと思っている。
何ならPCエンジン版なんて、音楽の主張が強すぎて合ってないとすら思っている。
大概の事は大衆の意見に右へ習えで、ランキング至上主義な所を自覚しているが、
そんな僕の数少ないマイノリティな意見の一つが
この思い、元スタッフの人達に届け。
読んで頂きありがとうございました。