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思ったこと、見たものをつらつら書いてます。90年代~00年代の思い出を。仕事中に。

社会の楽しさ・辛さが全て詰まった『まんが道』

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まんが道である。

かの有名な藤子F先生、藤子A先生の自伝的漫画であるが、

言わずもがな名作中の名作だ。

 

最近何の気無しに読みつつ、本当に何度読んでもグッとくる場面が多すぎるので、

今更ながらご紹介したいと思う。

 

この漫画は二人が出会ってから、漫画家になるまで・なってからを描いた

まさしく『まんが道』なのだが、大きく分けるとこんな構成になっている。

 

1)2人の出会い編

2)A先生の新聞社での社会人編

3)新聞社を退社して、2人の上京編

 

基本的に上京してからも相当紆余曲折あって面白いし、

久々に田舎に帰った気の緩みから、受けた仕事を軒並み落とす話は

本当に背筋が凍る。締め切りの怖さを子供に教え込むとは流石だぜ。

 

しかし今回は、A先生の社会人編にスポットを当てたいと思う。

 

おじのコネクションでA先生は地方の新聞社に入社する事になる。

F先生はというと、自分は社会に出て毎日仕事をする事は向いていない。

俺はとにかく漫画を描きたいんや!と漫画家の道に走る事となる。

この2人の対比もまた素晴らしいんだが、僕を始め、社会人の皆様には

A先生の新聞社での社会生活は刺さる事だらけだと思う。

 

出社日初日の緊張。

気難しい上司とその人に認められた嬉しさ。

仕事の面白さ。

初めての大失敗。

仕事と夢は両立できない事。

決断の日。

 

紹介したいエピソードが多すぎて、まったくまとまらない。

しかしこれを読んだ少年達は仕事に対して、怖い気持ちと同時に憧れを抱くのでは

無いだろうか。

 

仕事しなくて良いなら、したくはない。

楽して生きたい。

社会全体がブラック過ぎて本当クソ。

会社の人間と出来る限り話したくない。

 

分かる。分かるけども、仕事って、社会ってそんなに悪い事ばっかじゃない。

そんな気持ちを奮い立たせてくれる『まんが道』でした。

 

ホント読んで。

 

読んで頂き、ありがとうございました。